10/07/ (火)01:55 |
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今更だが、何となく手を伸ばしてみた。
その結果は言うまでもなく、当たり!
何という等身大ストーリーなのだろうか?!
殺人犯を見事に推理するわけでもなければ、華麗に取り押さえるわけでもなく、無様にも情けなくヒロインに助けられようとも、やることはやる。
今まさに絶滅危惧種な話だと思われる。
当作品も3年ほど新作が出ていないことからも、続きは期待できない可能性が高い。
それにしても紅から入った自分にとって、柔沢紅香、当人とその息子の登場は驚きとともに、興味の尽きないところであった。
そしてタイトルにもなっている電波的な彼女だが、あまり電波と感じられない。
もう電波なヒロインなんて、そこら辺に転がっていますから。
むしろ本書の最後にジュウが見た夢から考えれば、電波どころかまっとうな王道ヒロインといっても良いのではないですか。
既刊分は早速注文し、早く届かないかと期待を募らせております。
ジャンプSQでも2話目が掲載され、小説も順調に消化中。
現実的にリアリティ(表現重複)溢れる話だとばかり思っていたのに対し、とうとう伝奇的なファンタジー(またも表現重複)要素ある吸血鬼とタイトルの屍鬼が登場し、ますます先が読みたい。
なのに、なぜか2冊しか注文しなかったのが不思議である。自分のことなのに。
1巻最後に連続不信死の原因が疫病ではないかということで、起となり承としてその証拠となる情報をいろいろと模索して行くのが2巻でした。村唯一の医者敏夫による医学的なアプローチと住職の静信による聞き込みがメインなんだが、伝染病に対する知識とか驚くほど書き込まれている。もしかしてコレって常識レベルなのでしょうかね? 全くもって自分の常識レベルは程度がしれているので、戦々恐々とした思いながらも、「ためになるなぁ」とあごをさすりながら読んでました。
3巻のほうは転に当たる話にまで至りました。疫病かと疑っていたのが、ところがどっこいなんと 「起き上がり」「屍鬼」という、いわゆる吸血鬼、ゾンビによる吸血が不信死の原因じゃないかというはなしに……なんていうかジャンルが変わってきたような気がします。しかもジャンプSQでは読み手に合わせた主役級キャラである夏野少年が、屍鬼の餌食になりかけて終了。
うまい、うますぎる。この引きっぷり。もしリアルタイムで読んでいたら、発狂しかねんぐらい先が知りたい衝動に襲われる。そんな衝動に駆られて自分はゆっくりネットで注文を、いい世の中だ。
シャドウテイカー、天空のアルカミレスと続いて、自分が購入したものでは三上氏の3シリーズ目です。
天空のアルカミレスは肌に合わなかったので、スルーしてしまいましたが、今作はどちらかというとシャドウテイカーよりで、続刊を購入していきたい。
作品紹介引用--
それは〈王国〉の鍵、モーフィアス。扉の民……〈王国〉の番人の証よ。
ごく普通の高校生・岸杜直人が通う高校で、多くのクラスメート達が見た不思議な夢の〈教室〉。その夢の中でバケモノに喰われた者は、二度と目を覚ますことはない――。
悪夢に囚われた友人達を救うため、直人は傍若無人な幼馴染み・久世綾乃と共に夢の秘密に迫る。
やがて直人は、自分の夢の〈教室〉にだけ、不思議な扉があることに気が付く。なぜか綾乃は、「その扉を開けてはいけない」と直人に忠告するが……。
現実世界を浸食しはじめた「悪夢」を直人は止められるのか? そして綾乃の知る真実とは――?
三上延待望の新シリーズいよいよスタート! 口絵は椎名優によるフルカラー・プレビュー・コミック仕様!!
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とりあえず見所としては、口絵が素晴らしい。
『月と貴女に花束を』でもやってましたが、コミック調のイラストが作品のいいとこ取りで、本作を読みたくなってくることこの上ない。ちょっと気になったので昔の『月と貴女に花束を』を引っ張り出してみたら、偉いことなってますな。断然今の方が挿絵も上手い、良い。
次に過去と現在の話の繋がりと見せ方が良い。
やはりこう先の展開を予想がつきそうで、つかないあたりに過去の出来事を曖昧に引っ張ってくる。
それも作中人物もいい塩梅に聡いのである。読者側が気づいているのに、作中人物が気づかないタイプではなく、その辺のさじ加減がまた良い。このあたりもシャドウテイカーの裕生を思い浮かばせられ、似てると感じた。
そして次巻以降に引っ張られた、直人の父親の死の真相と赤い目の異形の存在に、上手いこと掴まれた。
ジャンプSQにて、『屍鬼』をもとにした漫画が掲載されたのが、きっかけで購入しました。
書き手はかつて週刊ジャンプで封神演義を連載していた藤崎竜氏で、あの味のある絵が好きだったんです。
しかし物語を読むという上では、漫画というのは適していないので、小説でがつりと読もうと思った次第でした。
速攻で痛い目にあいました。
まさかの文章量!
ジャンプSQに掲載された67ページが、小説ではなんと400ページほど……これはどうとでも取れるがどちらも凄い。
いや無駄を省き、話の焦点・視点を絞って、67ページにまとめたのも凄いし、それだけの話の核から
400ページもの人物・情景を書いているのも凄い。
しかしながら、読んだ後の徒労感はすさまじいものだった。
というか、コレが全5巻(?)中のまだ1巻なのだ。
起承転結でいうと『起』も『起』の真っ只中だった。
外場という山間の集落の説明、そこの住人達の過去から現在まで、そして問題が推論された時点で1巻は終わった。
この1冊だけではなんとも起承転結はとても薄く、なんだか物足りない気がする。
が、先が早く知りたくて仕方がない話ではある。
展開が面白い、話が楽しい、そんな系統のものではなく結末までの過程と解法が気になる。
未確定ながらも問題は提示されたが、正直自分はその分野に対して知識はない。
そういうものがあって、昔は非道く悩まされていたという歴史を知っているだけ、現代の日本ではほぼ起こりえない問題だろう。
いくつかの謎も棚上げになっている点、いわゆる伏線というやつがどのように繋がっていくのか。
そして漫画はこれからどう進めていくの、先が気になって仕方がない。
目下、小説を読破してしまう予定。
森博嗣の新シリーズものです……×シリーズ。
文庫版しか買わないという信条を曲げてまで購入してみました。
美術品鑑定業を営む椙田の事務所で働く助手の小川とバイトの真鍋が中心となる推理小説っぽくて違うようなものに感じました。
推理小説っぽくて違うという理由は、キラレでは推理しきる前に犯人が自滅、イナイは読んでから時間が経ってるので詳しくは……ただ推理小説ものとして読んでいて釈然とはしなかった感じでした。
悪くはないんですが、こう奇抜なトリックとかそういうのを求めての購入は避けた方がよろしいかと思われます。
どちらかというと与えられる情報量の制限によって犯人がわからないものになるかな。
今までは警察との繋がりが多く、しかも捜査情報ダダ漏らしだっただけにその差は歴然ですね。
ついでに言えば、推理をしている当人達が好奇心で動いているだけなので、そこら辺もあるかな。
面白くないわけではないが、イマイチ感が拭えなかった感が残るものの、それは単に求めているものが違っただけなので、今後はその辺は期待しないで読もう。
これから読む人も奇抜なトリックは期待しないように、ご注意ください。
さてさて森博嗣氏の作品の別シリーズをご存じであれば、椙田の名前で気づいてしまうかもしれないですが、ネタバレすると00の人です。
殆ど繋がりを感じさせる場面でしか出てこないのですが、時期的には西之園萌絵が大学で講師をしているあたりから助手になっている時期なので、四季におけるヨーロッパでの一連は終わった後でしょう。
相変わらず保ゲフンゲフン…椙田は謎な人ですが。
森 博嗣
講談社 (2007/05/10)
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あたりを引いたという感じ。
結末はこれからのストーリーに進めやすくするにはちょうどいい、無難な落としどころで留めているのも好評価。
展開も王国の存亡や世界の滅亡なんかには飛躍しない程度の風呂敷の広さ加減がイイ。
どちらかというとこれからそんな状況になる序章というか布石みたいな流れで先が期待。
内容は中世ファンタジー。
聖獣とか魔物とかの要素はあるが魔法の要素はたぶんない。
ただ言葉しか出てないが錬金術がそれに近いか。
主人公はよくある人の良い青年――カイン(得物:槍)。
カインが騎士になるため田舎から上京してきて、試験を受けるまでと試験の結果までがストーリーの核となる。
登場人物としては
死亡フラグを立てる軽薄な相方雰囲気の騎士志願者レイク(得物:石?)。
どんな状況でもメイドたる心構えの従者イングリド。
上流貴族らしい悪気はないが結構失礼な騎士志願者アルファ(得物:剣)。
ここらへんをメインに試験までの日々の話が進む。
脇役も大量に出るが、続刊、もしくはドラマガ連載分の短編で掘り下げとなるだろう。
死亡フラグについて「平民と貴族じゃ結婚できないけど、俺、騎士になって○○と結婚するんだ」。
こんな簡単じゃないが短くしたら↑みたいになる。
NGワード
竜騎s……ゲフンゲフン
川口 士
富士見書房 (2007/07)
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ドラマガに掲載された短編集+書き下ろし。
富士見ファンタジアのシリーズものによくある構成で、内容は以下の通り。
1.ルビーウルフとジェイドの逃避行中の出来事
2.ヴィアンカが死んだ頃のブラッディ・ファング
3.フロストがジェイドを少し認めた後のある誕生日
4.ロベールの家族総出演
5.ジェイドが魔導騎士となる前の話
6.風邪引きジェイドとルビーウルフ
7.ミレリーナとロヴィンの関係の始まり(書き下ろし)
……とまあ、定番中の定番。
それぞれのキャラを掘り下げつつも本筋に関係がないため、読まなくても続きを読む上で困ることはない。
しかし書き下ろしがなければ、本当にルビーウルフとジェイドの二人のための一冊となるな。
ドラマガ掲載時期の関係上、メインとなる登場キャラが少ないためであるのだろうが。
そもそもメインの登場人物があまり増えたとも思えないが。
ちなみに短編であの盛り上がりの薄さもかみ合って、印象がかなり薄いのが欠点。
ただストーリー構成には奇抜感はないので安心して読めるのは何度も読み返す上では良いかも知れない。
短編集になるとギャグに走ってただひたすらに登場人物が阿呆になる作品ってのもある。
そういうタイプではないと明記しておこう。
淡路 帆希
富士見書房 (2007/05)
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タイトル通りの世界。
地球に台頭している種族は「妖精」であり、主人公となる少女は妖精と人との間を取り持つ「調停官」で、少女と妖精のふれあいが描かれているというか、少女が妖精を弄んでいる様を描かれているというか、少女が妖精に崇め奉られているというか、一言で言うと珍妙な話である。
田中ロミオ氏とはあるジャンルにおいては有名な人間であり、あとがきに書かれるようにネットで調べると平成生まれの人には閲覧禁止とされる確率が高いジャンルの方で、もしかしたらそのジャンルにおいてはカリスマなのかも知れない。
自分もそのジャンルに関しては存じており、またいくつかの田中ロミオ氏の作品をプレイしたことさえある。
だがそれらとこの作品とでは比べるべきではない方向性の作品である気がする。
なんせ、とにかく平和なのだ。
読んだ感想としては上記が結論なので後は徒然と。
自分にとっては最果てのイマ以来の田中ロミオ氏の作品であったのだが、相変わらず緩急? 落差? の激しさに戸惑ってしまう。
ネタ全開の文章から真面目な文化の発展のくだりなど、なんかスイリー(わかる人だけわかれ)とか論語(こっちも)を思い出す。
ぶっちゃけロミオ信者にはたたかれそうなことを口走っているが、まだまだ口走ると妖精のキャラ付けがどうもどむーん(これも)あたりとかぶってしまう。
またロミオ節というのがアマゾンのレビューに出ているが、自分の中のロミオ節というのが下ネタ全開の寛であり、太一である。
そのためどうにも本領を発揮してないように思えて仕方がない。
続くらしいので、まだ出てきていないひ弱な男キャラに期待したい次第。
田中 ロミオ
小学館 (2007/05/24)
売り上げランキング: 39
おすすめ度の平均:


独特な世界観がおもしろかった。是非

人類衰退、、、

ロミオ節は健在?ちくわさん可愛い
上下巻と書いて欲しかった作品。
あらすじだけを見ても先が読めてしまう。
4巻:宝剣が盗まれ
5巻:エリカが裏切った
このキーワードだけでなるほどなーと思うわけですが、そのままな内容でした。
ただ今回は二冊に分かれるボリュームと言うことで話の構成がどうなるかと思ったのですが、途中良い伏線もありましたけど、小さな落とし方で納めてしまい、相変わらず盛り上がりが中途半端なのは変わりませんでした。
最近はそういうことをわかって読んでいるので、淡々と安心して(?)読める作品に自分の中ではなってきているように思える。
今回のように伏線に期待して落とされる可能性もあるが。
とうとう4つ目の神国も出て、全知の書も出た。
盛り上げ要素が枯れてきてるような気もするが、どうするのだろうか?
それとも山開きがメインとなるのか?
とりあえず短編集が届くのをまとう。
淡路 帆希
富士見書房 (2006/10)
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淡路 帆希
富士見書房 (2006/12)
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すべてがFになるなどで登場した天才博士真賀田四季が主役の4冊。
という前情報で購入した物だが、S&Mシリーズ、Vシリーズを読んで出会って欲しいと思っていた方々が出会ってくれるすばらしい内容でした。
そう紅子と萌絵、犀川と保呂草――ああ、買って良かった。
自分的にはサプライズ本作品とは別のところにあった、女王の百年密室と迷宮百年の睡魔がこれから100年近く未来の話であること。
自分がその関連性に気づけたのはドクター久慈の登場と、春夏秋冬で語られるある事柄から。
確かにミチルという名前から思いつけないことはないのだが、生と性と姓の矛盾を解消できず別物と考えていた。
話を通しての流れと久慈の登場からあっと気付かされたわけだ。
付け加えるならウォーカロンという言葉がキーか。
で、そうなると迷宮百年の睡魔には真賀田四季が登場していることになるのでもっと驚きだ。
まだ読んでないという人で興味があるなら買うのもありかな。
ただ自分はあまりお勧めはしない、が彼女らしさは十分に出ている作品だろう。
思考と肉体の乖離というテーマで考えれば、話として面白くなくても面白い。
再読する価値が出てきた。
切実な問題は時間のみ――人は何時間睡眠をとれば十分なのだろうか?
はてさてGシリーズだがとっとと文庫化してくれないかなあ。
講談社さん、お願いしますから始めから文庫でも出してください。
森 博嗣
講談社
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森 博嗣
講談社
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タイトルは『天国へ墜ちる』だろうか。
1巻スカイクロラに置いては函南(カンナミ)という名のキルドレ(作中専門語)が主人公。
2巻ナバテアに置いては1巻のカンナミが所属する基地の上官の草薙水素(クサナギスイト)が主人公。
3巻は続けてクサナギスイトであった。
世界観と舞台が着実にわかってきているので、その点もおもしろい。
カンナミと草薙との関係とか。
また戦闘機の専門用語もあるが、あまりそれを感じさせない感覚的な言葉が多いから読みやすい。
単に一人称視点であるが故に、なこともあるだろうが。
後は主役が変わったことに2巻ではなかなか適応できていなかったが、3巻まで間が開いたためかなり読みやすかった。
感情の起伏の激しいクサナギスイトと抑揚のない函南。
そろそろ主役を函南に戻してもらい、夢の内容の方も情報が知りたいなと思う今日この頃。
森 博嗣
中央公論新社
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おすすめ度の平均:


ダウン・ツ・ヘヴン

一体感がたまらない

詩的な言霊が映像付きで連続発射
女王の百年密室の続作ということで同時に購入していた物。
ただ女王の百年密室が自分の嗜好と合致しなかったため、今までお蔵入りしていたが読んでみた。
まあ前作よりは少しおもしろかった。
というのも読み方を変えたからではあるが、前と同じ読み方ではまたおもしろくなかっただろう。
S&MやVシリーズの推理小説に近いミステリィ物として読むのではなく、スカイクロラシリーズのような物として読むことにしていた。
それが功を奏したのか多少の抵抗は無くなった。
相変わらず『僕』の思考に共感することは難しかった。
端的に森博嗣氏の作品には、今までになかったタイプの視点であるからだが、支離滅裂かつあやふやであるのもその理由の一つ。
また舞台となっている世界観がいまいちまだ全容が判明していないこともあるか。
未来なんだけど退廃的な未来というか、変な未来。
結局前作と変わらない所感になった気がする。
森 博嗣
新潮社
売り上げランキング: 65251
おすすめ度の平均:


ほかでは味わえない感覚

隔離された空間でのトリック

森式RPG